歌詞解説のLyricsonic リリックソニック

たまーに更新。和訳、ライターの仕事募集中です。

リヴァプールの地図で一周 ビートルズ物語(1)

地図でグルグル回るのが面白い。 ポールの学校(いまは美大になっている)Google マップ から、大聖堂前の道を ちょうどペニーレインの教会堂の前の広場(ペニーレインの記事の回でリンク) 街の風景 "Penny Lane" - 歌詞解説のLyricsonic リリッ…

子ども時代 "In My Life" The Beatles

There are places I remember 想い出す場所がいくつかある ジョンの、弱冠二十五歳の時の歌。この素晴らしい歌を聴きながら、今回は彼らの子ども時代を振り返ろう。 彼らの子ども時代。一番最初に生まれたのはリンゴ。リンゴの親も三歳のときに離婚し、彼は…

街の風景 "Penny Lane"

ポールの若き日。お父さんは貧しかったが、セミプロのピアノ弾き。 ジョンのお母さんが亡くなる一年前に、彼もがんで最愛のお母さんを亡くす。 その二人が出会い、世界一のバンドができるのだ。 不思議な縁。 ペニーレインは歌もいいが、実際に今もある道で…

CHARさん泉谷さん六角さん (リラックスの回)

先週の日曜日朝ラジオで対談。 CHAR&泉谷しげる&六角精二。 面白かった。 対談は熱いし暑かった。 何より夏はどう、から温暖化の話。 三人ともマジで、緊急事態を宣言していた。 泉谷しげるさんは夏好きで、ベランダに出るも数分で焼かれると感じ、避…

ビートルズがGet Backと言うので戻る

アイルランドに渡ろうと思ったら、メンバーがもう少し俺たちと付き合えよと言うので、Get Backした。 地図を調べる。リヴァプールの街。中心部にライブハウス「キャバーンクラブ」があった。 Google マップ この交差点から裏道に入ってすぐ。 家は町の中心に…

Van Morrison, Cliff Richard "Whenever God Shine his light on me"

これだけ天変地異が多いと、神を求めたくなる。昔の人も、そうだったのだろう。 敬虔なクリスチャン、ヴァン・モリソン。 ”Yellow Submarine”の回で少し触れたが、リヴァプールはアイルランドの玄関の街。アイルランド移民も多かった。アイルランドといえば…

イマジンへの道 最終回「Imagine」John Lennon ジョン・レノン

ジョンは半分日本人になっていたのではないだろうか。 軽井沢ではイギリスと違いくつろいでいただろう。 ところで僕は最近、日本はもうだめかも、などと考えていた。 だがこのジョンとヨーコの作り上げた、不思議な作品たちを知るうちに、考えが変わった。 …

The Beatles "Yellow Submarine"

昨日の朝、いつものように午前は温暖化の記事を調べ、 やや落ち込んだ。 まあ仕様がないなとため息をつきながら午後、 なんとなくイエローサブマリンが心で鳴りはじめた。 そうしたら穏やかな気持ちになり、落ち着けた。 In the town where I was born 僕が…

イマジンへの道(5) ”ジョンの魂" Plastic Ono Band (John Lennon) (1970)

もっとゆっくりしたいところですが、「イマジン」のひとつ前のアルバム「ジョンの魂」から。 ジョンの魂 アーティスト:ジョン・レノン EMIミュージック・ジャパン Amazon "God"と題された有名な曲のラストで、ビートルズの夢の時代は終わったと、おごそかに…

イマジンへの道(4) 日本と日本人の影響 "Starting Over"

調べると、日本人の影響も大きいことがわかってくる。 生誕80年・没後40年:俳句を愛し、禅に共鳴したジョン・レノンの魂が生んだ「イマジン」と日本との絆 | nippon.com インドはまだ西洋と東洋のまん中ぐらいの所で、人の顔も少し西欧系が入っている。しか…

The Beatles "I Wanna Hold Your Hand" (1963)

前回は、まるで息抜きにならなかったね。 虎は、インドと大阪で、聖なる動物です。 さて今回はほんとにリラックスの回。 これを見ると、スマップみたいな人気者だったと分かる。 www.youtube.com ジョンは面白く、香取君みたいである。 ジョージ、ポール、リ…

インドの動画と The Beatles "The Continuing Story of Bungalow Bill"

インド修行の旅の動画があった。 ニュースなどをつなぎ合わせたもの。 表情が面白い。 ひげの男性が師匠。 のんびりした風景で、じっくり座禅がしたくなるような場所。 www.youtube.com なんとなくジョンだけ沈んでいるように見える。 この旅で彼が作ったの…

イマジンへの道(3) "Mind games" John Lennon (1973) 

この歌は、1971年の「イマジン」より後の曲だが、その背景を説明するものとして、ここに取り上げることにした。「イマジン」以降もジョンはアルバムを作り続け、1980年の死の直前録音していた最後の「ミルク&ハニー」まで、素晴らしいものが多い。 意識のゲ…

イマジンへの道(2)The Beatles "Across the Univers" (1970)

イマジンというのは、東京オリンピック開会式でも歌われた素晴らしい歌ですから、その成立の謎を追いましょう。・・・・・・・ 西洋にいると、文明と自然がはっきり分けられているので、西洋人がアジアに来ると、なんとなく人と自然が共生しているように見え…

イマジンへの道(1)The Beatles "A Day In The Life" (1967)

ビートルズの大傑作といわれる「サージェントペパーズ」の最後を飾る曲。 ジョンが当時何を考えていたか、すこし分かる。I read the news today, oh boy今朝新聞で、ニュースを読んだんだ、ジュリアンAbout a lucky man who made the grade昇進を手にした、…

The Rolling Stones "She's A Rainbow"(1967)

電車にひさしぶりに乗って、窓から家の屋根を見た。たまにある。 白っぽいものが。グレーがかっているが、ある。たぶん意識的だ。 実際色の話は重要で、おおがかりな金と注意をつぎ込んで最新原発をつくるのなら、 その10基分ぐらい、実は屋根の塗り替えで「…

「白く!?塗れ」”Paint it Black” The Rolling Stones ワッツ追悼と替え歌

チャーリー・ワッツの冥福を祈り、もうひとつストーンズの名曲。 歌で温暖化を語るのはやめろと言われても、今回は言っておきたいことがある。 屋根や道路を「白く塗る」と、実はかなりの冷却の効果がある。 スペインやギリシャのような、日差しのきついとこ…

The Rolling Stones "Out of Tears"(1996)

チャーリー・ワッツさんが最後のお別れに来た。 I can't feel 何も感じられないFeel a thing まったく何もI can't shout シャウトできないI can't scream 叫べないBreathe it out 息を吐きBreathe it in 息を吸うAll this love この愛の感情From within 内側…

Julian Lennon "Valotte" (1984)

ひとつ前の記事で出てくるジュリアンとは、ジョン・レノンの最初の息子ジュリアン・レノンのこと。最初の妻シンシアと離婚しオノ・ヨーコと暮らし始めたジョンを見て、残されたジュリアンを慰めようと、ポールが作ったのが「ヘイ・ジュード」なのだ。二番の…

こんな日はあかるい気持ちでポールの楽曲を!"Hey Jude" Paul Maccarteny

今日みたいな日は、何も考えず、ポールの歌が聞きたくなる。 www.youtube.com www.youtube.com Hey Jude don't make it bad なあジュリアン 悪く考えないで take a sad song and make it better 悲しい歌を聴くと前向きになれる remenber to let her into yo…

Bob Dylan ”Hard Rain's Gonna Fall”(1963)

今日は強い雨。雨の歌といえばこれが浮かぶ。 とても有名な、しかし内容は極端に厳しい歌。20歳ぐらいでこんなもの書いてたんだ。 試練の中で人はどう振る舞うのか。 心が引き締まる。 大物がカバーし、大きい式典でもこの歌詞が歌われている。欧米は、日…

”Ever so lonely” Monsoon

スリランカ人ウィシュマさんが入管で亡くなった事件。 状況の詳細が明確になり、法務大臣が謝罪した。 入管で不適切対応 上川法相、スリランカ人女性死亡で謝罪 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News 医師に会わせず、彼女のうめき声は演技として嘲られた。 彼…

"Emergency on Planet Earth" 地球は緊急事態 Jamiroquai

jamiroqu オリンピックが終わった途端大雨。アフリカ北部、ヨーロッパ南部、北米では山火事。 ほっぺをつねってみる。これは現実なのか。 And a littleboy in hungry land 飢える国の少年の姿 is just a picture in the news それはニュースの写真 won't see…

Godiego "Beautiful Name"  オリンピック閉幕

祭りが終わり、みんな帰っていった。 少し寂しいですね。 ベラルーシからお祭りに来た女の子が、 ポーランドに亡命することに。 それが彼女の現実。少し心配だけど、 幸運を祈る! これはもう古い曲だが、オリンピックを振り返るのにぴったり。 今日も子供た…

"Imitation Of Life" R.E.M.(2001)

パーティーで着飾った女の子がいる。イケてる自分を演じたい。 人からどう見えるかばかりに気を取られて。 でも女の子は隅っこで固まり、だんだん悲しくなる。 ホントの自分ってなんだっけ?分からなくなる。 Charades, pop skill ジェスチャーゲーム カード…

"In Your EYES" Peter Gabriel feat. Y・N'Dour

先日Bikoを紹介したピーター・ガブリエルの名曲。 www.youtube.com In your eyes はピーター・ガブリエルが、セネガルの歌手ユッスー・ンドゥールとともに出した曲。 目と目を合わせると、相手を無視できなくなる。 オリンピックの開会式を見ていて、アフリ…

温暖化ソング(3)「デンマーク農場」中村雅俊

今日は気晴らしの回。 面白いものを。 これを3つ目の、温暖化対抗ソングと認定する! デンマーク農場へ君も行かないか デンマーク農場へ働きにいこう 砂糖大根とジャガイモをつくろう ヒースの原野にこの腕をためそう 真冬でもマイナス1度 真夏でも18度 暮ら…

歌で世界を変えるなんて可能なのか @2021.7.18

7月18日はマンデラの誕生日だった。 ピーター・ガブリエルのBikoは、世界を変えたのだろうか。 実はこの後スペシャルAKAというバンドがネルソン・マンデラという歌を出し、 85年にはB・スプリングスティーンのギタリスト、リトル・スティーヴンが中心となり…

”Biko” Peter Gabriel (1980)

この歌からうねりが始まったかのようだ。 1977年、スティーブ・ビコという反アパルトヘイトの運動家が 警察署内で殺された。 そのことを知ったある白人ジャーナリストが、危機一髪で南アフリカを脱出し この事件を一冊の本にして出版した。 それを読んだ、元…

命の水 Sting "Desert Rose"

砂漠に水をどうやって運ぶか。 人が外から運ぶしかない? スティングには砂漠を歌ったものが いくつかあって、これもその一つ。 砂漠のバラとは、女性でもあり、 わずかな水で花咲く命の象徴でもある。 www.youtube.com I dream of rain 雨を夢見るI dream o…