歌詞解説のLyricsonic リリックソニック

たまーに更新。和訳、ライターの仕事募集中です。

Syrup16g 「翌日」の歌詞をじっくり読んでみました。

Syrup16gというロックバンドをご存知だろうか。

強い陰影のある歌詞ですこしづつセールスをあげ、2008年最初の解散前のアルバムは

この手のバンドとして奇跡に近いオリコン22位の位置にまで上り詰めた。

家族の不幸や生い立ちの暗さを2000年代に歌い、自殺のことを歌った歌もある。

その歌詞は共感する一部の熱狂的な聞き手を生み、再結成後の今も多くのファンがいる。

音楽的にもレベルが高いのを、ぜひこのデビュー間もない曲「翌日」で知ってほしい。

 

翌日

翌日

  • 発売日: 2019/06/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 嘘から抜け落ちた
裸の様な目で
美しいままの想像で

ふがい無いまま僕が
受け入れるべきもの今
形に起こせないすべて

急いで
人混みに染まって
あきらめない方が
奇跡にもっと
近づく様に

喧騒も
待ちぼうけの日々も
後ろ側でそっと
見守っている
明日に変わる意味を

 

うそばかり話している日常の一瞬のスキ 裸のような目で本音が出る

十代の、裸の眼を、頭の中の美しい想像を

人ごみに紛れて歩く あてどなく 意味もなく

でも奇跡が起きるのをどこかで まだ信じている

待ちぼうけというのは、

当時母子家庭として同居していた母親が、

いつまでも帰ってこないことが、

別の歌の中で語られています。

そんな日々での、希望の歌。

PVも若々しく、ういういしいです。


syrup16g - 翌日

 

翌日(Free Throw)

翌日(Free Throw)

  • 発売日: 2019/06/01
  • メディア: MP3 ダウンロード