歌詞解説のLyricsonic リリックソニック

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人種問題の名曲「エボニー&アイボリー」マッカートニー&スティーヴィー・ワンダー Paul Maccarteny & Stevie Wonder


Ebony and Ivory (1982) | Paul McCartney & Stevie Wonder


Ebony and ivory live together in parfect harmony side by side on my piano's keyboard Oh Lord why don't we?
白い鍵盤黒い鍵盤
完璧なハーモニーで共に暮らしている
隣り合わせで、僕のピアノの上で
おお神よ なぜ人は 同じように
出来ないのか

We all know people are the same whereever you go
There is good and bad in everyone
僕らは知っている
人々はみな似たようなもの
どの土地でも 良い部分悪い部分 それがみなの中に

We learn to live learn to give each other
what we need to survive together
僕らも学ぼう 共に暮らすことを
そして一緒に 生き長らえてゆくために必要なものを与えあうことを

素直な音と言葉のいい歌。
80年代というのは、明るかった。
70年代のモヤモヤ(スタグフレーションetc)が消えて、大物アーティストが自由にコラボし、
すこし世界全体を見直すような、余裕ができた時期である。
アフリカへのチャリティーもそうだし、ポールやS・ワンダーも、
すっかり自由になり、なんでもできた。
人種というのは、芸能芸術の世界では
わりあい早くほぐれても、
現実社会ではなかなか偏見が消えないものである。
もちろんこういうアーティストのコラボが若者たちに模範をしめし、
後の世に影響を与え続ける。
社会では理想主義に染まれない人間も、
芸術の世界では、とまどうことなく
完璧なハーモニーを奏でることができる。
なぜなら芸術の中では、ひとの心は、
生まれたままの、きれいな黄金の心のままでいられるからだ。
というわけで、今回はお開き。
次回は、黄金の魂を歌ったヒトを取り上げる。