7月18日はマンデラの誕生日だった。
ピーター・ガブリエルのBikoは、世界を変えたのだろうか。
実はこの後スペシャルAKAというバンドがネルソン・マンデラという歌を出し、
85年にはB・スプリングスティーンのギタリスト、リトル・スティーヴンが中心となり、”SUNCITY” というロック史に残る名盤が作られた。
86年、また88年にはウェンブリースタジアムで、有名アーティストが集結し、アパルトヘイト反対コンサートも開かれた。
運動は、すこしづつ、広がってゆき、
リチャード・アッテンボローという大監督が、ビコの物語を基にして、映画「遠い夜明け」を撮るのである。
(日本でも、キヨシローさん、金子マリさんがやっていた。)
私はマンデラの解放は見せかけの裏取引だったかもと思い調べた。
結果は、意外に黒人に主権は渡されていて、マンデラの後を継ぐ
マベキという男も、まっとうな思想の持ち主だった。
三代目の大統領が庶民派で、人気はあるが汚職も多く、
先日逮捕されたのがきっかけで、いま南アが荒れているのである。
この三代目も、マンデラと牢獄にいた苦労人で、傀儡ではない。
つまり、マンデラが外に出たことは意味があって、
ピーターの歌は、多少とも歴史を変えたのだ。