歌詞解説のLyricsonic リリックソニック

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イマジンへの道 最終回「Imagine」John Lennon ジョン・レノン

ジョンは半分日本人になっていたのではないだろうか。

軽井沢ではイギリスと違いくつろいでいただろう。

ところで僕は最近、日本はもうだめかも、などと考えていた。

だがこのジョンとヨーコの作り上げた、不思議な作品たちを知るうちに、考えが変わった。

日本はこれからの世界で、役割があるのかもしれないと。

今迎えている世界の危機に、日本は役立てるかもしれない。

オノ・ヨーコがジョンの発展に、大きな力を与えたように。

 

西洋人には異世界をなかなか理解できないことがある。

理屈で物を見てしまい、イスラムの人などとうまく意思疎通できない。

そのせいで、昔からずいぶん多くの争いが起きた。

いっぽう日本人の中には、アフガンで活躍した中村医師のような人が、

実は今も各地にいる。

独特の人柄の柔らかさと頭の良さで、影に日向に貢献している。

 

imagine theres no heaven 天国がないと想像してごらん

its easy if you try やってみれば簡単だ

no hell below us 足の下には地獄もない

above us only sky 頭の上には空しかない

imagine all the  people 世界中の人たちが

living for today ただ今日のために生きている

 

Imagine there’s no countries 国もないと考えてごらん
It isn’t hard to do 難しいことじゃない
Nothing to kill or die for 殺さなくていいしそのために死ぬこともない
And no religion too そして宗教もない
Imagine all the people living life in peace ただ単にみんなが 平和に暮らしているって
You

you may say Im a dreamer 夢想家というかもしれない

but Im not the only one でも僕だけじゃない

I hope someday youll join us いつかキミも加わることを祈るよ

and the world will be as one そうしたら 世界はひとつになる

Imagine no possessions モノを持つこともないと考えてごらん
I wonder if you can これはできるかな
No need for greed or hunger ガツガツしたり飢えたりすることもない
A brotherhood of man ただ同胞愛があるだけ
Imagine all the people sharing all the world 世界中の人々が モノを分け合って生きる
You 

You may say I’m a dreamer 夢だというんだろう
But I’m not the only one でも僕だけの夢じゃない
I hope some day you’ll join us いつかキミも僕らに加わり
And the world will live as one そして世界は”ひとつ”になる

 

これは上下というものをすごく嫌いだったことが分かる。
キリストが嫌いというより、その権威が嫌い、上に立って威張る人が嫌い。

そういうひとが戦争をさせ、差別し、命令し、人を傷つける。
そういうもののない世界、同胞愛「brotherhood」の世界。

つまりみんなが友達のような世界。それは難しいだろう。
でもひとりひとりが努力すれば、きっといつかは実現できると信じたんだ。

 

同胞愛って、知らない他人が、ふいに心通じるみたいなもんだ。

ジョンはそういうことの、名人だった。

同胞愛って、実現するためには、実は個人が自立していないといけない。

組織や、家族や、宗派や、人種にしばられていたら、

道端で会った何気ない人に、ふと共感して意気投合することなどできないから。

だから、ジョンは、歌詞の中であれもこれも否定したんだ。

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