歌詞解説のLyricsonic リリックソニック

和訳、ライターの仕事募集中です。

中森明菜「ソリチュード」の歌詞を読んでみましょう

 

 25階の非常口で 風に吹かれて爪を切る

たそがれの街 ソリチュード

だから好きとか嫌いの問題じゃなくて

いつか馴れ合う気安さがイヤなの

うまく云えなくてごめんね ソリチュード

 

SOLITUDE <30th anniversary mix>

SOLITUDE <30th anniversary mix>

  • provided courtesy of iTunes

 

 探さないでね 醒めちゃいないわ

誰よりも愛してる そう云い切れるわ

SOLITUDE

SOLITUDE

  • 発売日: 2008/12/10
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 二回のレコード大賞を取る合間に発表されたこの曲は、オリコンで一位を記録した。

湯川れい子のつくった詞は、タケカワユキヒデの曲としっくり馴染み、

中森明菜の孤高の面影を、よく描き出している。

高いビルの非常階段の踊り場で、爪を切る女。

後半の、男をたしなめるようなクールな口ぶりは、

明菜さん本人のものとは思えないけれど、

すこし周りから浮き上がって俯瞰してしまうような

皮肉な運命の立ち位置は、本人のものとよく似ている。

SOLITUDE

SOLITUDE

  • 発売日: 2014/08/06
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
SOLITUDE

SOLITUDE

  • アーティスト:中森明菜
  • 発売日: 1998/11/26
  • メディア: CD
 

 わたしは彼女が力を入れて歌い上げるときよりも、

この曲のような、静かにやわらかく歌うときのほうが好きである。

21世紀に矢継ぎ早に発表されたカバーアルバムには、

彼女のそういう魅力がたっぷり詰まった名曲の数々が

収録されている。

「別れの予感」「瑠璃色の地球」などは、本当に聞き応えがある。