- リチャード・スターキーとは、リンゴ・スターの本名だ。
ある本で、とても胸を打たれるものを読んだので、ここに紹介する。
リチャードとはお父さんと同じ名前だ。
彼の家族は、リバプールでも、貧しい地域にあった。
3歳の時、両親が離婚し、彼は貧しい母と暮らし始めた。
しかし彼の一番の苦難は、病気との戦いだった。
小学校一年のときに盲腸と腹膜炎で半年入院。
はじめ生死をさまよった。
やっと治って退院の直前、隣に寝ていた男の子に、
友情の印にと、自分が遊んでいた車のミニカーをあげようと、
手を差し伸べた。リッチーは長く入院していたので、
仲間が退院していった後淋しい思いをすることを
知っていたのだ。
それが運悪く、
ベッドから落ちて傷口も開き、骨折。
また半年の入院となった。
人が良く優しい性格は、生涯変わらなかった。
でもこの入院中に、太鼓と出会う。
慰問に来た音楽の先生がドラムをしたい人と尋ねた時、
一番に手を挙げたのがリッチー。
この逸話を聞いて、僕はリンゴが好きになった。
算数が苦手で学校は嫌い。
映画館に行ってスターに憧れていたのだという。
13歳の時今度は肋膜炎で入院。やっと卒業できた。
働きながらロックにあこがれ、ドラムの練習をするうち、
たまに正ドラマーのピートがいない時に叩いていて、
デビュー直前にスカウトされた。
リンゴの優しいキャラクターが、ジョンたちに
好かれたのだ。
世界で一番幸福な男ともいわれたリンゴ。
”Strawberry Fields”でのドラムワークは圧巻。
解散後もソロで全米No.1ヒットを飛ばし、
今も元気で、80歳の姿を、
友達とのオンラインライブで見せてくれている。
(解散後のヒットアルバムで、ジョン、ポール、ジョージ、メンバーそれぞれとの曲が、一作ずつある。必聴。)
*なんと大人気バンド、オアシスのドラマーを、一時期リンゴの息子さんがやっていた情報をキャッチ!オアシスを脱退し、いまは超ベテランのザ・フーにいるとは!
I’d like to be under the sea
In an octopus’s garden in the shade
He’d let us in, knows where we’ve been
In his octopus’s garden in the shade
僕は海の底に行きたい
陽のかげの タコの庭
僕らがどっから来たか知ってるので歓迎してくれるよ
陽のかげの タコの庭
I’d ask my friends to come and see
An octopus’s garden with me
それから僕は友達を呼ぶ
「タコの庭にいる僕を見に来ない?」って
I’d like to be under the sea
In an octopus’s garden in the shade
海の底に行きたいんだ
陽のかげにある タコの庭へ
We would be warm below the storm
In our little hide-a-way beneath the waves
Resting our head on the sea bed
In an octopus’s garden near a cave
嵐のときでも暖かいさ
波の下の僕らの小さな隠れ家なら
海の岩のまくらに頭をもたれさせ
洞窟のそばのタコの庭
We would sing and dance around
Because we know we can’t be found
僕らはまわりで歌って踊る
誰にも見つかりはしないし
I’d like to be under the sea
In an octopus’s garden in the shade
だから海の底がいい
陽のかげの タコの庭
この歌、日本通のジョンから、”浦島太郎”を聞いたんじゃないかな、
と推察しています・・・